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求職者に向けて

会社の想い

高度経済成長期を支え、爆発的に躍進していった日本のIT技術。 それらには、常にトライアンドエラーを繰り返し、高い仕事の質とプライドを持ったエンジニアたちの姿がありました。

しかし、日本における技術職への評価や扱いは何十年と変わらず、スキルに見合わない価値を付けられ苦しんでいたのも事実です。

私たちは、常にエンジニアが価値ある仕事に見合った待遇であることを重視し、他社では見ない高い還元を行っています。
また自身の指導能力を活かし、ゼロスキルからエンジニアとして成長したい人を育成することにも力を入れています。 我々日本人の良い所である「協調性」「互いに気持ちを分かりあう」ことを大切にし、これからも企業活動を通して、 社員、取引先共々の幸せに貢献していきたいと想っております。

自己紹介・求職者への
コメント

自己紹介・求職者へのコメントイメージ

株式会社エンターシステムの代表を務めさせていただいております、尾川と申します。
昭和47年に生まれ、氷河期世代の中心として厳しい現実を経験してきました。自己紹介もかねて、私の経験してきた事をお伝えします。

小学4年生の頃からサッカーとコンピュータに興味を持ちました。 当時は練習が終われば電気屋さんでプログラムコードが掲載されている雑誌を片手に簡単なゲームを動かし、 慣れてくると自分で簡単なゲームを作成するような毎日を過ごしました。当時の記憶媒体であるカセットテープが懐かしい。 当時追い出さずに使わせていただいた電気屋さんには大変感謝しています。
その頃から、将来の目標は「エンジニア」でした。以降もコンピュータに触れながら学生生活を過ごし、無事ソフトウェア開発会社に内定しました。

ところが3月に入っても連絡が来ず、20日頃になっても来ないため、内定先の企業に連絡をとりました。 すると、担当者から「急激な変化に対応出来ず、経営を断念せざるを得ない状況となりました。」と伝えられ、頭が真っ白になった事は、 今でもはっきりと記憶に残っています。
このタイミングでは新卒採用は無理なため、各都市のハローワークを転々と探し歩きました。そうした中で働かせていただけることになったのが、現在の会社です。 当時の代表の方には大変感謝しています。

またサッカーの指導者としても長らく活動しており、様々な人との係わり合いの中で多くを学ばせていただきました。この経験が業務に生かされている事を実感しています。

そのような厳しくも人の繋がりや温かさ、社会や生活の中で学んだことをお伝えし、現在就職活動で大変な思いをされている、 IT関連企業やエンジニアを志望する方のお役に立てればと思い、本ページを設けさせていただきました。

育成プランと心得

働き方を決める

新人~独り立ちまでのプロセス

働く上で大事なこと

新人~独り立ちまでのプロセス

「どのような人から学べるか、どのような人と関われるか」
これは、社会人からプログラムやITを学ぶ場合においても同様と感じます。働く場所というのは、そうした人との関わりが作れる会社が望ましいのではないでしょうか。 また、考え方や学び方そのものを学ぶ事で、自身の成長につながるきっかけになります。

しかし、「そんなの入るまでは分からないよ」ってなりますよね。

そこで大切なのは、説明会や面接時に出来るだけ多くの質問をすること、です。会話を通じて得られる情報や印象・感じたことが重要な参考になります。 大きな会社ならばインターンシップへの参加をしてみるのも良いですね。

職業については、目標がある場合は迷いなくその職業を選ぶことをおすすめします。実際に経験してみてください。先のことは、それから考えても遅くはないです。

● POINT ●

  • 目標があればその職業を経験してみる。
  • 職業によっては、学ぶタイミングがあることを知る。
  • どのような人から学べるか、関われるのかを意識する。

働くうえで大事なこと

学校での時間を実りあるものにしよう!と思いながら、実際は流れのままに学生生活を終える方も多いのではないでしょうか。 一般的に、専門的なことはより早くから学ぶことが望ましいとされていますが、IT関連企業やエンジニアを志望する場合は、 社会人から専門的な知識を学び始めても遅くはないと感じています。

実際に弊社でもそうした方が活躍している、ということも背景にありますが、私自身コンピュータについての知識はあったものの、 実際の業務となると知識以上に学ぶことが多く日々勉強が必要になります。この業界は常に変わり続けていますので、 古い技術だけでなく常に新しい技術に対応できなければならないため、新しい方も経験ある方も、技術的な側面では同じスタートラインに立っていると言えます。

次に環境ですが、一般的には設備やブランド、規模などが思い浮かぶと思います。しかし、そうしたことよりも、どのような人から学べるか、 どのような人と関われるのかのほうが重要なのです。

ただし、開発関連の仕事やエンジニアについては作業に支障をきたさない環境下でなければ新しい発想やモノを作り出す事が難しいと思っています。 そうした環境が整っている、もしくは要望ができる会社だとなお良いですよね。弊社の場合は、社員の負担を減らす為に、 開発環境や就業時間など状況に合わせた柔軟な対応を心がけています。

● POINT ●

  • IT関連企業やエンジニアは社会人になってからでも遅くはない。
  • 開発関連・エンジニアは作業に支障をきたさない環境は必要。

面接では質問を

新人~独り立ちまでのプロセス

弊社に面接に来られる方の印象として、面接者からの質問が非常に少なく感じます。社会人になればおのずと分かるとは思うのですが、 質問する事はネガティブな事ではありません。面接は双方の情報交換の場です。 そのようなことから、弊社の場合は質問をポジティブに捉えるようにしています。

皆さんが質問する時を考えてみてください。どのような時に質問をするでしょうか?

何かを知りたいからするのですよね。つまり、より深く知るための行動です。 そのため積極的に質問してくれる方は「知る努力をされている」と感じますので、私の場合は良い印象を受けます。

では、なぜ質問をしないのか。

圧を感じ勇気が必要になるため。時間を使わせてしまう事を申し訳なく思っている。聞きたい事が思い浮かばない。 下手な質問をすると印象が悪くなる。などが浮かぶと思います。

「圧を感じる」。これは勘違いされている方がおられるかもしれませんが、面接は企業側が上で受ける方が下ではなく、双方に選ぶ権利があります。 そのため、双方が同じ目線でお互いを深く知るために面接というものを行っています。面接では極力面接者を緊張させないよう企業側も工夫しますので、 リラックスした状態でコミュニケーション出来ることが望ましいです。

「時間について」。これは企業側が考えることであり、面接者が考える事ではありません。よって、知りたいことを時間の許す限り聞いてください。

「聞きたい事が思い浮かばない」。これは単純に準備不足です。事前に質問は整理しておきましょう。

「下手な質問をすると印象が悪くなる」。これは企業によるのではと感じます。弊社の場合は明らかに失礼な質問以外は問題ありません。 共通して、どの企業においても控えた方が良い質問はネガティブな質問ですね。「~大丈夫でしょうか?」などはおすすめしません。

以上から、質問事項はあらかじめ決めておくこと、面接で聞きたいことが出た場合、積極的に質問することをおすすめします。 また質問によって反応・受け答えから、より多くの情報や雰囲気を感じ取れますので参考にしてください。

もう1点確認しておくと良いのは、社員数が少ない企業の場合は代表者が面接官であるかどうかも確認しておいてください。 会社の価値は働く人で決まります。よって、面接に代表者が居るということは、それらの重要性を理解されていると言えます。

● POINT ●

  • どのような人が働いているのか、面接官を通して確認する。
  • 疑問に思った事や聞きたい事は積極的に質問する。
  • 人数が少ない会社の場合は代表者が面接官であるか確認する。

働くうえで大事なこと

質問の内容ですが、私が特に重要と感じるのは

「人事評価をどのように行っているのか」

中途採用者ならば分かっておられる方も多いかと思いますが、新卒採用でこの質問をされる方は少ないと感じます。 人事評価は会社の規模・業種により様々ですが、明確に答えられない企業はおすすめしません。 よく聞くのは、企業側が「人事評価は難しい」とあやふやにしてしまうケースです。 確かに職種によっては難しい側面もありますが、評価を行わないことはありえません。 もし明確に答えられないのであれば「正しい人事評価を行っていない」とも言えます。

人事評価を最も公平に行いやすいのはJOB型の企業です。これは誰がどのJOBを行ったかが明確だからこそ、各々の会社の利益率を数値化できるためです。

IT関連企業やエンジニアはJOB型が多いと感じます。弊社もJOB型であり、夏・冬の賞与は概ね固定ですが期末賞与を設けており、 そこだけが評価により異なります。 期末賞与は個人と会社の年度利益から決めており、どのように評価しているかについても要望があれば数値でお見せできる形にしています。 実際は、信用されている?ためか、こちらから言わない限りは聞きに来る方は少ないですが。新入社員の方には、勉強も兼ねてみていただくようにしています。

● POINT ●

  • 開発関連・エンジニアについては環境についても確認する。
  • 一般的な質問に加え、人事評価についても確認する。

入社後、間もない時期

新人~独り立ちまでのプロセス

通常の企業であれば、3ヶ月程の研修期間を設けると思います。この時期は、入社された方、会社双方が見極める期間であることを理解してください。

入社後しばらくは分からないことが多いため、積極的に質問してください。 もし、質問に対して真摯な対応をされない場合は、より注意して観察しなければいけません。 ただし、質問を受けた方の業務が優先となりますので、少し待たされることは理解してください。

この時期に大切なのは、指導されている方や他の社員がどのように接するのか、深く観察することです。 よくある話では新入社員に対する態度と、他の社員に対する態度が明らかに異なる場合です。 また入社間もない頃は失敗も多いはずなので、多少注意を受けると思いますが、感情的に対応される場合、 指導には向かない方が担当されている可能性があります。 ただし、身の危険にかかわることや、大きな事故につながる行動の場合は逆に厳しく注意をすべきですので、その見極めも大切です。

例外として、指導されている方の経験が浅い場合、多少は目をつぶることも必要です。 何故なら、指導する側にとっても勉強している場合が考えられます。 しかし上層部の方が指導されているのであれば、その方が会社の雰囲気を作っている場合が殆どです。 この場合、のちに人間関係で苦労することも考えられます。気になる場合は、声をかけてくれるような方に相談する事をおすすめします。

この時期は仕事の基礎を学ぶこととなります。ある程度指示だけ行い、その後こちらからの質問以外に声掛けが全くない場合も注意が必要です。 私の場合、初めの数日は昼食を一緒に食べながらお互いを知るために会話の機会を作ります。その後も入社半年以内は定期的に会話の機会を作るようにしました。 私が直接指導を行う場合は、毎日簡単な業務内容についての報告を行っていただいたり、技術的な問題が30分以内に解決できない事象は、 質問したほうがよいことなどを伝えたりします。

この時期に目にする状況として、指示された後、音信不通になってしまうことです。 作業が終わったのならば報告しなければいけませんし、考えても分からないことがあるのならば質問しなければいけません。 時間がかかりそうならば、その理由を含め指示された方に報告することをおすすめします。 考えるべきか、質問するべきかを判断する条件としては以下を参考にしてください。

「技術的な問題」。Webや書籍で調べて、30分程経っても解決出来ない時に助けを求める。 「仕様的な問題」。業務に応じた専門的な情報の場合は調べても分からないことが多く、早めに助けを求める。 「取引先とのやり取り」。送るメールをチェックしてから送る形を取ります。 このような流れで、業務・メールの扱いを学べる形としています。

● POINT ●

  • 分からない事は積極的に質問する。
  • 新入社員と社員で対応に差が無いかを観察する。

働くうえで大事なこと

入社初期で重要なのは、業務を学ぶことももちろんですが、自分が成長できる会社かどうか、続けていけそうか見極めることです。 見極めが遅くなると企業側・入社された方、双方が不幸になると知っておいてください。

会社側としては、指導される方の時間が無駄になってしまうため(その時間分の利益が無くなると言える)。 入社された方としては、自分が続けられると感じられない所に無理に居続けると、その時間が無駄になるためです。 社会人になると「時は金なり」この言葉の意味がより大きくなります。何事も、切り替えが大切です。 ただし、次の場合は考える余地があります。

自分が目標としていた職業。 人間関係に問題が無く、社員に共感・尊敬できる方が居られる場合。 日々成長を実感できる。

これらの場合は、3ヶ月程度での判断は早いと感じます。特に専門的な技術職の場合、楽しさが理解できるのは自由にその技術を使えるようになってからです。 人間関係が良好であれば、サポートも期待できます。この場合は、2~3年は継続してから判断してもよいと感じます。

技術職の場合、その技術にこだわりを持つ方が居られます。 そうした方からは厳しい声掛けをいただく場合もありますが、認められるまでに成長できれば逆に心強い味方となります。 2~3年程の期間があれば、心を動かすこともできると知っておいてください。

● POINT ●

  • 転職を考えるならば早めの決断か、数年は続けるかの決断を。
  • 努力によっては、心を動かす事もできる。

時間の感覚

新人~独り立ちまでのプロセス

学生と社会人で異なる点としては「時間の感覚」です。 学生は決められた時間に結果を出す経験が少ないためなのか、入社間もない方を見ているとそのように感じることが多いです。

なぜそうなるのかと考えると、納期という概念が学生時代には存在しないからです。 確かに学生は学ぶことが仕事であるとも言えますので、時間に制限を付けると焦りから学びにつながらないことも考えられます。 時間の使い方を学ぶ機会が少ないために、社会人と学生との間で「時間の感覚」が異なるのだと感じます。

しかし、なら何故「学生」を経験するのでしょうか。それは将来社会人となり、自立し、自分の人生をより良いものにするため、 社会に貢献していくために学ぶのではないでしょうか。であるならば、学生時代に「時間の感覚」を学ぶ機会をもっと増やす必要があると感じます。

業種にもよりますが、社会人になると期日までに結果を出すことを求められます。特にIT関連企業やエンジニアはその傾向が強いです。 弊社もソフトウェア開発を行っておりますので必ず納期が設定されます。 当たり前ですが、納期は絶対に守らなければいけません。期日までに成果物を納品する必要があります。

入社後しばらくは、実際の業務に入る前の学習期間が設けられると思いますが、弊社ではこの時必ず期間を設けます。 つまり、仮想の納期を設ける事により期日までに終える訓練を行います。

● POINT ●

  • 学生と社会人では時間の感覚が異なる。
  • 納期は絶対である。

働くうえで大事なこと

ある程度業務ができる段階になると、声をかけずに作業を行っていただきます。この場合、概ねその期間に終える事ができません。 例え終えられたとしても、こちらが要求している仕様や質を満たしていないことが多いです。ここが、私が感じる学生と社会人の違いが表れる部分となります。

では、具体的に何が違うのか。それは「聞く所、自分で考える所、この区別が出来ないために考え続けてしまう」ことです。

このような経験をされた方は多いのではないでしょうか。 始めのうちは分からないことが多く「それを全て聞いていたら迷惑がかかる」と考える方もいるでしょう。 「何とか自分の力で解決したい」と考える方もいるでしょう。しかし、よく考えてください。

「最も重要な事は決められた期間に決められた仕事を終える事」ここを忘れてはいけません。

自力でこれを達成出来ないのであれば協力を仰ぐしかないですよね。仕事に慣れてくると、聞く所、自分で考える所、その質が向上します。 同時に時間の使い方の質が向上します。これが「経験」となり、次の仕事に生かされます。

新入社員の方でノートにメモを取る方がおられるのですが、ソフトウェアエンジニアの場合は情報が多すぎるため、 ノートのメモだとどこに何を書いたか整理できなくなります。時間節約の為にも、OneNoteのような情報管理ツールなど使用することをおすすめします。 特にPC・スマートフォン間で情報の同期が出来るものがおすすめです。時間や情報管理を行うと時は、次のようなツールが役立ちます。

「Googleカレンダー」。自分で作業の納期を設定しJOBを管理する。予定表として利用する。 「OneNote」。情報整理に利用する。

● POINT ●

  • 聞く所、自分で考える所の判断の質を高める事が重要であり、それが経験となる。
  • 時間の効率化のためにツールを利用する。

連絡方法

新人~独り立ちまでのプロセス

仕事では様々な人とのやり取りが必要となります。連絡手段としては、電話・メール・SNSがメインとなりますが、それぞれ使い方には注意が必要です。 使い方を間違うと正しく意図が伝わらないばかりか、トラブルの元にもなります。私も何度かメールでのトラブルは経験しています。 そうした反省も踏まえ、いくつかお伝えします。

「電話」。頻繁にかけると迷惑となりますので、緊急性を要する場合や、情報が分からないと仕事が進められない時などに利用することをおすすめします。 事前に聞く要件をまとめてからかけるようにしてください。複雑な内容を連絡する場合は先にメールを送り、 そのメールの補足として電話でメールを見ながら説明すると確実に伝わります。

「SNS」。これは利用を禁止している企業も多いと思われます。特に不特定多数でのやり取りで利用する事はおすすめできません。 関係する全ての人の時間を奪ってしまうためです。用途としては、一方的に全員に連絡を回す場合に限っての利用、もしくは電話の代わりが望ましいです。

「メール」。最も頻繁に利用する事となりますが、書き方に注意が必要です。特に、短い方が良いとした記事・書籍を見る事がありますが、 必ずしもそうとは限りません。特にソフトウェアに関する連絡の場合、仕様の詳細を伝える時は短い文章で書いてしまうと意味が通じないために、 別の解釈をされる場合もあります。よって、用途に合わせた使い分けが必要となります。

● POINT ●

  • 連絡手段は使い分ける。
  • メールの扱いには注意する。

働くうえで大事なこと

詳細を伝える場合は、画像と文字を利用する。 相手から情報を引き出したい時は、その問いの部分をマーカー等で強調し視認性を良くしておく。 圧縮・PDFファイルのパスワードをメールで送らない。事前に双方で決めておく。

経験のある方もおられると思いますが、同じ質問を2度してきた場合や、以前に送ったメールに記載した内容を質問してきた場合、ついついメールに

「前にも同じ質問しましたよ」 「以前のメールに記載しておりますので、見てください」

このような返信をした方もおられるのではないでしょうか。しかし、このような返答は好ましくありません。 自分がこのメールを受けた時、どのような印象を受けるか想像してください。 自分に落ち度があるのは分かるのですが、人間同士のやりとりですので気が付かなかったり、忘れたりといったことはあります。 伝え方が悪くて伝わっていない可能性もあります。その場合は、伝えた側の問題ともいえます。またメールがうまく届いていない可能性もあります。 目的は情報の伝達であり、相手の気分を損なうことではありません。相手が欲しい情報だけを送ってあげてください。

またメール作成後は必ず、全ての文章を受け手の気持ちになって確認してください。 この確認により、視認性の悪い箇所や文章の誤記等に気付ける場合が多いです。 また、失礼な書き方になっていることもありますので、そうした点の確認をしたのちに送ってください。 自信がなければ、他の方に確認していただくこともおすすめします。

● POINT ●

  • メールの受け手の気持ちを考える。
  • メール作成後は必ず、読み手の気持ちで確認する。

仕事の質

新人~独り立ちまでのプロセス

ソフトウェアについてですが、経験の少ない方が作ったソフトウェアと、経験豊富な方が作ったソフトウェアには大きな違いがあります。 新入社員がそれなりに自分で作成出来る所まで来ると、今度は、弊社では何も教えずに作らせます。 そうすると概ね期待した動きをするソフトウェアができ上がります。

では、何が違うのでしょうか。

基本動作は同じでも、異なる操作をすると新入社員の作ったソフトウェアはエラーが出て止まったり、想定外の動きになったりします。 しかし経験豊富な方が作ったソフトウェアは、どのような操作をしても期待した動きになります。

次に、先ほど作ったソフトウェアに機能追加をお願いします。新入社員と経験豊富な方を比較すると、追加した機能については同じく動作します。 しかし新入社員が作ったものは、元の機能が正しく動作しません。これは、「設計の質が異なる」と言えます。

ソフトウェアの質を高めるためには、実際に利用される状況を想定すること、共通化出来る部分は極力共通化を行い、 修正時の影響を最小限にとどめられる仕組みを構築することが大切です。 また、利用するハードウェアの深いレベルの知識が必要となります。 この部分が、設計が出来る人とソフトウェアの制作しか出来ない人の大きな違いとなります。

● POINT ●

  • 設計の質が大切。

働くうえで大事なこと

学生の頃、週末に一級電気工事士である父の仕事を手伝う時がありました。 いつも感じたことは、父の作業場と、それ以外の方の作業場で、仕事を終えた後の状態が全く違いました。 父の作業場は資材や道具が整然と整理されており、床もゴミ一つない状態ですが、他の方はゴミも落ちているし、道具や資材も寄せて置いていただけでした。

始めはその意味が分からず、最後の掃除を適当にやって終わったつもりになっていたら、父に怒られました。 多くを語らない父でしたが、今ならその意味が分かります。

整理されていない状態で仕事をすると大変危険です。移動中に引っかけたりすると事故につながります。 床もネジや釘が落ちている状況であれば、転げたときに危険です。また整理されていると何が何処にあるかすぐにわかるため、仕事の効率に差が出ます。 実際、父は通常3人以上で行う仕事を、いつも1人で行っていました。 私が父から教わったことは、仕事の質につながります。もちろん、この質は決められた期間に作業を終える事が前提です。

仕事の質を伝える上で、もう一つ大切なことは「仕事にプライドを持つこと」です。 では、プライドとは何でしょうか? 私はプライドを「心を込める」と同じ意味として扱います。

ますます意味が分からなくなりそうですが、要は「作ったモノやサービスを良いモノにしようする、強い気持ち」を指します。 この気持ちが無ければ良いモノは作れません。

ソフトウェアで例えるならば、作ったソフトウェアが現場で使い物にならないために使われなかった時、悔しいと同時に悲しい気持ちになれば、 次はもっと良いものを作りたいと思うはずです。この気持ちが大切です。 違う表現をすると、作り出したものは「わが子のように大切な存在」に近いと感じます。

ソフトウェアに限って言えば、使われなくとも注文を受けて納品したので報酬をいただくことはできます。 しかし稀に、納品後利用されないソフトウェアも存在します。なぜ現場では利用されなかったのでしょうか。 考えられるのはユーザーインターフェースの設計に問題があり、使いにくい物であった場合や、それを利用する業務そのものが無くなった場合が考えられます。 もし利用されなかったことを悔しくも悲しくも感じない方であれば、報酬をいただいて満足しますが、 悔しさや悲しさを感じた方は次のことを考えると思います。

「頑張って作ったのに、なぜ使い物にならなかった?」

この次につなげるための思いを持つことで、原因をより深く知ろうとします。この行動こそが良いものを作り出していく原動力となります。 制作し、調査して、改善してから、また調査して、さらに改善を…。 このようなサイクルを経て、より良いものやサービスは作られていきます。だからこそ「仕事にプライドを持つこと」が大切と感じます。 そして、多くの経験を通して初期段階からこそ、より良いものづくりができるようになります。

● POINT ●

  • 作業効率を上げるため、危険回避のために作業場は常に整理整頓しておく。
  • より良い設計を行うには、実際に利用される状況の想定とハードウェアの深い知識が必要。
  • より良いモノを作るためには仕事にプライドを持つ事。

信頼関係

新人~独り立ちまでのプロセス

新入社員もある程度の時間が経つと(個人差はあるものの)、依頼に応じたソフトウェアを作ることができます。 弊社では、ご紹介いただける企業様のお力が大きいのですが、優秀な方が入社されており、 概ね半年ほどすれば新入社員の方も実践で活躍出来る程度に成長されているので、企業様・入社された方共々に感謝が尽きません。

しかし「半年経てば一人で全てがこなせるのか」と言われると、それは別の話になります。以前このようなことがありました。

新入社員が制作したソフトウェアを取引先がテストしたところ、問題が発生しました。新入社員が状況を確認しましたが問題が見つかりません。 そこで私も確認を行いましたが、確かに問題はありませんでした。 この場合、取引先にこちらでのテスト結果をお伝えすることとなりますが、新入社員が取引先に連絡した場合と私がした場合、 どちらに説得力があるかは分かりますよね。

このように、技術的にこなせるだけの能力があったとしても実際の仕事は円滑に進まず、信頼関係が作れて初めて全ての仕事ができる状況となります。

もし自分で何でもできると思っているのであれば、冷静に自分を見直すことをおすすめします。 最近よく目にする「何もしないおじさん」について書かれている記事ですが、この「何もしないおじさん」の一声で仕事を取れる時もあります。 どれほどの技術があったとしても、仕事が取れないならば企業としては成り立ちません。 なぜそうなるのか。それは「何もしないおじさん」が若かりし頃、信頼関係を築いたためではないでしょうか。 (とはいえ、「何もしないおじさん」を推奨する訳ではありません。その年代に合わせた、出来る事を行っていただきたいと感じます)

では、どのようにして信頼関係を築くのでしょうか。私の経験からお話しします。

当時、取引先で新しい部署が立ち上がりました。 私は別の部署の依頼を受けて仕事をしていましたが、新しい部署で問題が発生したらしくサポートをお願いされました。 新しい部署となると一旦関係はリセットされます。これは、新しい方達との仕事になるためです。

始めの頃はトラブルの解決に向けた作業を行っていましたが、システムのテスト方法が確立されていないために、 リリースしたソフトウェアの質が保てないのがそもそもの問題であると感じたため、調査と並行してテストを行うための仕組み作りに取り掛かりました。 またテスト環境を構築してからはソフトウェアの信頼性は向上し、部署の売り上げも大きく伸び、継続の業務が長らく続くこととなりました。

このように取引先との関係を、時間をかけて作っていくことが信頼関係を構築するために大切です。 また依頼された内容だけでなく、取引先にとって何が重要か考え、技術的なサポートから提案・改善まで行ったことが信頼関係の構築につながったと感じます。 もちろん、依頼される企業様にもそうした活動を理解できる方が居られたためであり、大変感謝しています。

また信頼関係を築く上で欠かせないのは、ソフトウェアをリリースした後の対応です。 ソフトウェアは様々な方法でテストを行いリリースしますが、実際に現場で動作させる時に仕様と異なった環境で行う場合があります。 よって100%というのは難しいと感じます。何故ならこの部分は、我々ではコントロールできないためです。

上記から、リリース後迅速に問題を解決する事が重要となります。 また、長期運用を行う場合には運用中にハードのトラブルや仕様とは異なる運用に変わったことにより問題が発生する場合もあるため、 作成したソフトウェアは継続したサポートが大切です。

大変残念な事ですが「他社で作られたソフトウェアですが何とかしてもらえないでしょうか」というような依頼もあります。 この場合、現ソフトウェアの解析作業や仕様の掘り起こしからスタートしなければならないため、多くの工数が必要となります。 依頼する側も受ける側も幸せにはなりません。このようなことにならないよう、弊社も注意しています。

どこに仕事を依頼するか、そう考えたときに最後までしっかりサポートしてもらえる所が選択肢として挙がると、容易に想像できると思います。

● POINT ●

  • リリースして終わりではなく、その後のサポートの質が重要。
  • 新しい提案や改善を積極的に行う。

働くうえで大事なこと

信頼関係を築く上でもう一つ大切なのは、依頼主の利益について深く考えることです。

自社の利益だけを考えて行動した場合、信頼関係を築くことは難しく、逆に取引先の利益を考えることで、次の依頼もいただける可能性が高くなり、 良い関係を築くことができます。

1つの大きな仕事をいただくよりも、小さくとも継続して仕事をいただける関係の方が、長い目で見るとより大きな利益につながると知っておいてください。

● POINT ●

  • 取引先の利益を深く考える。

学び・コーチング

新人~独り立ちまでのプロセス

よく目にするのは、指導者と指導を受ける側に大きな壁がある状況です。

私はこれを好みません。なぜならば、相手を知るためには同じ目線に立ち、意思疎通する必要がありますが、 壁が出来てしまうと指導を受ける側は伝えづらくなってしまい、指導者側が一方的に伝えるだけになることが多いからです。 学びは相互の理解があって深まるものだと感じます。私はこの点にフォーカスして、指導を行っています。

同じ目線に立つ方法ですが、例えば社内で、とあるゲームが人気で友達ともよく遊んでいる、そのようは話を聞けば私も同じゲームを遊んでみます。 すると、そのゲームの話で会話できます。このようにして、同じ経験を通して同じ目線にもっていくこともできます。

また私の場合はソフトウェアエンジニアですので、 ゲームのUI(ユーザーインターフェース)や3Dグラフィックがどのように表現されているかなど細かく観察します。 そこで、新しい表現方法があれば試しに制作して、使えそうなら業務での利用も検討します。このように、常に学ぶ姿勢も忘れないようにしています。

● POINT ●

  • 指導者と指導を受ける者の間に壁を作らない。
  • 学ぶ機会は至る所に存在している。

働くうえで大事なこと

IT関連の技術は変化が速いといわれています。確かに新しい技術は日々作られ続けていますので、技術者であるならば常に学び続ける姿勢が大切です。

私の場合は、自分の業務以外に何かしら勉強する時間を毎日設けています。 ただし、これは業務を遂行しながら行う必要がありますので、経験を積まないとそうした時間を作ることは難しいと感じます。 これは必ず行うと決めており、業務に支障をきたしそうな時は、業務時間外に行うことで継続します。

これがなぜ大切なのか。それは、新しい技術に目を向けることもそうなのですが、広く知識を持つことで発想が豊かになると感じるためです。

例えばソフトウェアの技術者は、ハードウェアの技術にも深く精通している必要があると感じますが、実際ソフトウェアエンジニアの殆どの方は、 そうした技術に詳しくない方が多くおられます。結局ソフトウェアはハードウェア上で動きますので、 より良い設計を行うにはハードウェアの知識が必要となります。

また新しい技術を使うこともよいのですが、古い技術は安定している利点があります。よって、新しい技術は使いどころを考える必要があります。 いきなり現場に納品する物を新しい技術のみで制作して納品することは、大きなリスクがあることも知っておいてください。 おすすめは、少し新しい技術を盛り込むことや、テスト期間に応じて盛り込む度合いを決めることです。

私は幸い、IT関連技術と合わせてサッカーの指導についても学べる環境であることが幸運でした。 全く異なる技術ではありますが、指導を行うという点に関しては共通点が多くあります。 サッカーの指導や社員教育も、初めの頃は期待通りにならずイライラする場面が多くありましたが、経験を積むことで次のことを学びました。

「期待通りにいかないのは、正しく指導出来ていないため」

確かにその通りです。正しく伝えられていないから、期待通りの結果にならないことを知り、 そこからコーチングについて多くの書籍や講習会などで学びました。ただし、実際に指導する選手や社員は書籍に出てくるような方とは違います。 概ね書籍に出てくる方は、有名な選手であったり、起業家であったりしますが、誰しもがそうなれるとは限りません。 実際に指導する選手や社員は、能力も様々です。各々に合わせた対応を行う必要があり、 これを実践するには書籍や講習会だけでは学ぶことができないと感じました。

コーチングについて学ぶ上で大切なのは、相手の立場や気持ちを知ることだと考えます。

● POINT ●

  • 様々なことを学ぶ姿勢が大切。
  • 相手の立場や気持ちを知ることにより、より質の高いコーチングができる。

楽しむ事

新人~独り立ちまでのプロセス

私は今までの経験を振り返ってみても、「楽しめない」というのはありませんでした。

もちろん始めは上手くいかないことも多いため、暗い気分になることもありますし、しんどい時もあります。 しかし、最終的にはその中で楽しみを見つけ、その部分でがんばるようにしていました。

楽しくないと感じるのはどのような時でしょうか。 大きく分けると「人間関係」と「その他」に分かれると思います。

「人間関係」。こちらは解決が難しい部類にはいります。というのも、自分でコントロールができないためです。 ただし、ある程度は自分の行動で良い方向に持っていくことができます。

私は背も低く、顔も童顔なため実際の年齢より若く見られることが多くありました。 仕事をする場合においては、老け顔や体が大きい方が仕事をしやすいのは間違いないと感じています。 年齢も、30代までは作成したソフトウェアを実際に現場に持ち込んで、調整・稼働まで行うことを多く経験してきました。 現場へ行くたびに担当者も変わりますので、関係は毎回リセットされる状況です。

現場に入るとき、紳士的な人達がいるのか、そうでないかを判断します。 いつ頃からか分からないのですが、始めに少し会話しただけで概ねその方がどのような人となりなのか、分かるようになりました。 そしてその判断は概ね当たります。紳士的な方ばかりなら問題は無いのですが、今と違い昔はそうじゃない方が多かった印象があります。 始めから威圧的な態度を取られることを多く経験しました。

そうなると、普通は楽しくないと感じます。しかし私は、その方にどのようにしたら普通に接してもらえるかを楽しみとします。 よく考えてみてください。ここで暗い顔をしたり、その方を避けるような態度を取ったりすると、状況はエスカレートします。 昔から身体が小さな私は、過去の経験からそう学んできました。

では、どのようにして態度を変えさせるのか。 これは難しいことではなく、「自分の仕事姿をみせればいいだけ」です。

与えられた仕事をきっちりこなしていくと、自然にそうした方もみる目が変わっていきます。 私はそうして変わってもらえると「ありがとう、よかった」と感じます。これが、楽しみの一つでもありました。

この事から言えるのは、「自分の行動によっては、楽しくない状況も変えることができる」です。

楽しくないと思ってしまえばその状況は続くばかりです。 しかし、少し勇気を出して行動する事で状況を変えられることも知っておいてください。 ただし、中にはそうした行動でも変えられない方もおられます。特に、妬みを受けている場合においては難しいです。 このような場合は距離を取る事をおすすめします。

「その他」。こちらは殆どの場合において、自分の行動次第で楽しむ方向へ変えていけると感じます。

● POINT ●

  • 人間関係の場合、やるべきことをこなせば状況を変えられる場合がある。
  • 人間関係でどうにもうまくいかないときは、離れる選択も考える。
  • それ以外は、何かしら楽しみが隠れている。

働くうえで大事なこと

学生時代に多くのアルバイトをしましたが、全て楽しかったと言えます。それぞれのなかで、楽しみを見つけていたためです。

各店舗に送る荷物の配送整理のアルバイトをしていた時は、どれだけ効率よく集品するかを競って楽しんでいました。 これも何も考えずに集品していると楽しくはなかったと思います。 頑張り過ぎて胃潰瘍になり病院に行ったこともありましたが、私としては楽しかったのでよい思い出です。

他にも、引っ越し屋・立ち飲み屋などいろいろと経験しましたが、その全てで楽しいことはありました。 この経験から、どのような仕事でも何かしら楽しみは見つけられると感じます。

仕事での楽しさは与えられるものではなく、探し出すものだと感じます。

楽しくないと感じる時には、今の環境の中で楽しめることが無いか探してみてください。 人は楽しいことをしていると、夢中になって続けられます。この時が最も能力を発揮できる状況であるといえます。 どのように、そうした状況にもっていくかを工夫すれば、日々の生活にも変化が出てくるのではないでしょうか。

私は仕事が楽しいです。毎日職場に向かいながら、今日はここまでやり切ろう。これを調べてみるか。こんなことができるのか試してみるか。 などを考えながら会社に向かいます。会社の創設者の方に、よく「尾川君はいつも楽しそうにしているね」と、言われていたことを思い出します。

● POINT ●

  • 楽しさは与えられるものではなく、探し出すもの。

最後に

新人~独り立ちまでのプロセス

人間は一人で生きていくことはできません。必ずどこかで人との関わりがあります。 その関係を良好にすることで、多くの幸せを見つけられます。

では、どのようにして良好なものにするか。 これを最後にした理由は、これが最も重要なためです。

人に接する上では、「感情的にならないこと」が最も重要です。感情的になると冷静さを失う為、正しい判断ができなくなります。 そのような状況では、思ってもみないことを言ってしまう場合があり、その一言で関係が崩れる場合があります。 一度崩れた関係というのは、お互いに余程の理解が無ければ修復が難しく、修復できるとしても多くの時間を必要とします。

また、感情的に伝えても相手には伝わりません。怒られていると捉えられると、人間の防衛本能からそれ以降の言葉が頭に残らないためです。 何が目的なのかを冷静に考えた後に、意思疎通を行うことが大切です。

次に、誰に対しても誠意をもって接することが大切です。これが出来る人は誰に対しても同じように振舞うことができます。 人と接する上で大切なのは上下の関係ではなく、フラットな関係であることが望ましいです。 上下の隔たりが無く、フラットな関係の場合は双方の意思疎通が円滑に進むことから、新入社員の教育やコーチング・チーム活動での助けとなります。 特にチーム活動ではだれもが声を出しやすい環境を構築できるため、活発な議論を行うことができます。

● POINT ●

  • 誰に対しても誠意をもって接する。
  • 誰に対しても平等にふるまう。

働くうえで大事なこと

「普段から誰に対しても誠意を持つこと」を意識すると、周囲の人への配慮ができるようになります。 これができる・できないで、普段の振舞いに大きな差がでます。 取引先との対応でも、本人が気付かない間にこの振る舞いは出てしまうため、信頼関係を構築する上では大切なことです。 「信頼関係」で書いた「取引先の利益を深く考える」。これも誠意をもって接することで、自然とこういった考えにたどり着くと思います。

人間誰しも、良い所・悪い所があります。得意なこと、苦手なこともあります。 人間とはそういうものです。良い所、得意な所に目を向けることで、妬みを尊敬に変えられます。 また、それを真似したり、目標にしたりすることで、自分の成長に生かすこともできます。 その結果、より良い関係を築くことができるのではないでしょうか。

損得を考えないでください。 これを考えてしまうと、よい関係を築くことは難しいと感じます。 相手よりも得したいと考えてしまったばかりに、結果として相手を損させることになるため、良い関係を築けるとは思えないです。

損得を考えるに関係について、「Give and take」という言葉があります。私は、「Give and give」。これで良いのではないかと思います。

誠意をもって人と接すれば、相手もその気持ちを理解します。そうなると、今度は相手から誠意をもって接してくれることにつながります。 このようにつながると、お互いが「Give and give」の状態となります。この状態こそが最も良い関係といえるのではないでしょうか。

もちろん、誰とでも良い関係を築くことができるわけではありません。そうした方に対しては距離を置くしかないのではとも思っています。 注意しなければいけないのは、そうした方に対して批判や反論などは必要ないということです。 そうした行動は憎しみを大きくしてしまうだけでなく、間違った方向に力を注ぐこととなり、 どのような結果になったとしても再び同じことが繰り返されるからです。

このような力を逆に良くする方向に使えば、誰もが幸せになれることを知っておいてください。

● POINT ●

  • 相手の良さに目を向ける。
  • 損得は考えない。
  • Give and give。

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